情報発信コラム:スペースクリエーション アイ

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第22回 スペースクリエーション アイ
歴史と先端の生活文化が共鳴する ハイテンション横浜

2013年5月
タテヤマアドバンス 東京商業施設支店 副支店長 林田 徹

 私は1992年〜98年の6年間横浜に住み、当時の東京支店(白金台)に通勤していました。魅力たっぷりの町、横浜を今回取り上げようと思います。横浜は人口約370万人、東京に次ぐ2番目の都市で、今年で開港154年を数え、日本の国際貿易港として発展してきた歴史ある町です。まず紹介したいのが山下公園です。1930年に開園した海沿いの公園には、「赤い靴はいてた女の子像」や「かもめの水兵さんの歌碑」など多くの記念碑があります。公園の中には春は桜、秋には薔薇が咲いて目を楽しませてくれます。隣接する横浜港には氷川丸の姿を見ることができます。1961年の横浜開港100周年記念事業のときに係留され、その美しい船体を留めています。中を見学することができ、船内はなんとも格調高いインテリアが施され、当時の優雅な船旅の雰囲気を感じ取ることができます。横浜レンガ倉庫は、明治・大正時代に竣工した倉庫を改装した、みなとみらいの新港エリアにあるレストラン、カフェ、ショッピングモールを兼ね備えた複合商業施設です。表のレトロな外観の中に、最新の綺麗な内装のショップが並ぶというそのギャップが、多くの人々を引き付ける理由でしょう。クイーンズスクエア横浜は、みなとみらい駅に直結した、店舗、レストラン、コンサートホール、ホテル、ギャラリーのあるエンターテイメント溢れる施設です。横浜レンガ倉庫とは正反対の近未来的な空間で、ここに最先端の横浜のトレンドが詰まっています。横浜マリンタワーは、2009年のリニューアルで外観が紅白からシルバーに変わりました。こちらも1961年の開港100周年に建設され、高さは106mと東京タワーなどに比べると低いですが、展望台から見る横浜港の眺望は、どこにも引けを取らない美しさです。横浜の象徴と言えるのが、高さ296mの超高層ビル、横浜ランドマークタワーでしょう。商業施設とホテル、オフィスビルを兼ね備えた複合ビルで、ご存知の方もおられると思いますが、このビルは造船所の跡地に建設された建物で、石造りのドッグが残されています。ドッグの周囲はレストラン街となっており、とてもお洒落な場所となっています。69階の展望台にはカフェがあり、お茶を飲みながら横浜の景色を楽しむことができます。そして、散歩を楽しむなら馬車道、食事をするなら横浜中華街、ショッピングをするなら元町、観覧車やジェットコースターに乗るなら横浜コスモワールドと、まだまだ横浜には有名なスポットがたくさんありますが、とても紹介しきれません。

 最後にお伝えしたいのが、横浜の先進性です。古い歴史と新しい文化が融合した横浜からは、たくさんのモノやコトが発祥しました。ガス灯、電気、近代水道システムなどのインフラや、アイスクリームも横浜発祥です。開港で次々となだれこんでくる外国文化を受け入れた「ハマっ子」が、その懐の深さを「高さ」に表した町、それが横浜ではないでしょうか。人と人、人とモノ、人と情報が交わる街には先端の生活文化が生まれ、時代を担うスペースクリエーションからは、様々な商業文化が生まれます。私たちもその担い手として、常にトップランナーでありたいと思います。

先進性とは時代の先取りやリードすること。横浜や神戸など多様な人と人が交わる交易の街には、先進性をつくる世界の文化がもたらされた。横浜はスピード感のある先端都市の側面と、港や古い建物、街路樹を大切にする優しさが共鳴し、なぜか人々が幸せな気分になれる居心地の良さがある。小さなお店のウィンドーも個性的な魅力に溢れているからこそ、横浜の街歩きは楽しい。スペースクリエーションとは、人や街や店を幸せな気持ちにすることだろうと、胸にストンと落ちた。
(商い創造研究所・松本大地)

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