情報発信コラム:スペースクリエーション アイ

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第17回 スペースクリエーション アイ
日本の中心地、『愛知県』

2012年12月
タテヤマアドバンス 名古屋支店長 田嶋 孝憲

 今月は、東京と大阪の中間に位置した『愛知県』を紹介します。

 まず、先月号で掲載された東京スカイツリー・東京タワーと大阪の通天閣に対抗したいと思う。誰でも一度は耳にしたことがある『栄(中部圏で一番の繁華街)』に名古屋テレビ塔(高さ180m)がある。開業は昭和29年6月20日で、あの東京タワー開業より早く、日本で最初に完成した集約電波塔である。(“東京、大阪に負けるな!”の意気込みが聞えてきそうだが真相は不明。)平成23年7月に地上デジタル化によりテレビ電波塔としての役目を終えたが、平成24年4月にスマートフォン向け放送の電波塔となり、今尚、現役で活躍している。

 偉そうなことを書いてはみたが、私は今年の6月に転勤で名古屋支店に配属となり、現在、愛知県を勉強中である。県や地域を学ぶ項目には歴史・産業・商業と色々あるが、産業について少し(一夜漬けまめ情報ですが)紹介します。

 愛知県は、製造品出荷額が33兆4,313億円で全国シェア13%を占め、33年間連続全国1位(平成21年調べ)である。業種別では、やっぱり自動車産業で15兆9,404億円のシェア39.4%で1位、その他に繊維・プラスチック・鉄鋼・ゴム製品・窯業・生産機器・業務機器・家具装備品・ロボット製造などがシェアbPとなっている。県が航空宇宙産業の振興を図っており、先月(10月)“ポートメッセなごや”と“中部国際空港”を会場として『国際航空宇宙展』が開催された事でも力の入りようが分かる。一般的に『名古屋=自動車』のイメージが大きいが、その自動車産業から得た技術力が各産業を底上げしている。今ほど挙げた産業が全て好調であるかどうか、また直接要因であるかどうかは別として、家計調査では貯蓄現在額上位にランクされている。(国内外の高級車やハイブリッド車が多く走っている・・・車好きの私としては羨ましい・・・)

 この様な愛知県において更なる発展を予感させる計画が昨年発表された。2027年の開通を目指す中央新幹線整備(リニア)である。現時点、山梨・長野ルートで計画(予想)され、東海道新幹線沿線の主要都市で中央新幹線予想ルートと重複しているのは名古屋だけとなっており、名古屋⇒東京間が、何と“40分”で結ばれる。(所要時間だけをみると通勤圏内である)また、今現在も高層ビルが立ち並び発展を続けている名古屋駅周辺もさらに激熱となっている。名古屋駅のシンボル的な存在であった『大名古屋ビルヂング』の近代的オフィスビルへの建て替えや、JR東海の名古屋駅新ビル、日本郵政ビルと、何れも高さ200m強の高層計画で、2015年から2016年の完成を目指している。

 当り前のことだが、仕事がある所には人が集まり働く建物ができる。生活圏には衣・食・住・娯の施設が誕生し地域が活性化する。『商業空間』を主要事業としている我々にとって非常に魅力的な県(地域)であることは間違いない。働く街、魅せる街、そして住む街での商空間施設に関わるためにタテヤマアドバンス社の事務所がこの地にある。スペースクリエーションを磨き、その社会的責任を全うしたいと強く思う。

 愛知県は世間一般的に、『東京と大阪の間』『住み良い都会』『田舎都会』『偉大なる田舎』などと言われている様だが、数多くの優秀な産業を有し、今後益々交通インフラが充実していく。もしかして、本当に日本経済の中心地『愛知県』になるかも知れない・・・。


昭和29年頃の【名古屋テレビ塔】

現在の【名古屋テレビ塔】

10月に着工した名古屋駅新ビル

10月に着工した名古屋駅新ビル

解体が決まった【大名古屋ビルヂング】

中央新幹線(リニア)予想ルート

東京、大阪、名古屋の電波塔論議は甚だ面白く、タテヤマアドバンス社に流れるウィットの潤滑油だろうか。大名古屋ビルヂングとビルディングとは呼ばない老舗ビルから、駅前周辺はどんどんと近代的な高層ビル風景に変わっていく。個人的にはJR名古屋高島屋クリスマスイルミネーションは、パブリックスペースでの演出としては日本一の感動モノと思う。街をクリーエーティブに演出し、心の潤滑油となるような夢を与えてくれるからこそ、名古屋の元気は育まれていく図式のようだ。
(商い創造研究所・松本大地)

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