情報発信コラム:スペースクリエーション アイ

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第5回 スペースクリエーション アイ
北のオホーツク海を望む街 北見市が元気もりもり

2011年12月
タテヤマアドバンス 札幌支店長 佐藤 英明

 北海道内の人口は5,506千人。地方から札幌近郊に人口が流入し札幌市の人口は1,913千人で全道の人口に占める比率は34.8%まで高まっている。
さらに、全道の男女の内訳は男性が47.3%,女性が52.7%だった中で、札幌市でみると女性の比率が53.1%となっている。それだけ女性を中心に働き口を求めて道内各地方から札幌市及び近郊に流入が顕著になってきていることがわかる。

 その中で道内人口上位8位の北見市に注目が集まっている。北見市は北海道の東に位置し平成18年3月5日に北見市、端野町、常呂町、留辺蘂町が合併し、新「北見市」が誕生。また東西に延びる道路の距離は約110kmあり、人口124千人が暮らすオホーツク圏最大の都市である。


 産業は特に畑作農業が盛んでタマネギの生産量は全国一で国内生産量の約26%を占めている。
水産ではオホーツクの海ではホタテ、サケ・マス・毛ガニも獲れ、サロマ湖ではカキ・ホタテの養殖が盛んである。


出典:北見市HP

 観光では、北見を拠点に知床国立公園(119km)・大雪山国立公園(93km)・阿寒国立公園(67km)・釧路湿原国立公園(141km)と網走国定公園(52km)4つの国立公園の景勝地での日帰り観光ができ、温泉街や湖畔等大自然の神秘・安らぎと発見に満ちている。

 そのような大自然を五感で堪能できる北見に今、市の中心部を走る国道39号線を中心に、本年小売店舗が立て続けに出店し活況を呈している。写真で見るように、北見郊外のロードサイドの特徴は、市内中心地寄りに利便性の高い大型店舗を導入して家族連れや若者を取りこみ、駅周辺の宿泊施設や駐車場を充実させてイベントやコンベンション、観光等との相乗効果で中心市街地の活性化を図るといった他の地方都市のスプロール化した風景とは一線を画すスペースクリエーション戦略である。
 地域の過疎化が進む中、北見市では自然、伝統、地域文化、食、農林水産の食に新しい商業を組合せた独自の地域活性化策を展開する。そこには人と人の交流が生まれ、その結果移住人口が増加し、インフラが整いまち全体が賑わいを取り戻してしく。まちづくりには地域資源の活用と日常ハレの場である店舗の存在が重要であり、互いに尊重し理解しあえる関係づくりが大切と改めて思った。


ニトリ北見店(フォームファッション) 4/29(金) OPEN
コーチャンフォー北見店(本・CD・文具・ゲーム) 10/14(金) OPEN

ケーズデンキ北見店(家電) 11/3(木) OPEN
プロノ北見店(作業服) 11/3(木) OPEN
北見駅舎
北見駅舎
北見駅舎前交差点
国道39号線から見た風景
国道39号線から見た風景
国道39号線から見た風景
国道39号線から見た風景
国道39号線から見た風景

少子高齢化の進展により地方都市では中心市街地に機能を集約するコンパクトシティー政策がとられているが、ただ中心部に機能を集約するだけでは片手落ちであり、いかに街に住みたくなる魅力ができるかが重要となる。人が集まる街には必ず魅力的な商業機能があり、商いは価値観を共有した売り手と買い手を繋ぐ絆でもある。北見市のレポートからは、豊かな自然環境資源の大切さと、そこで暮らす人々の生活環境づくりとの調和が記されている。持続可能社会とは、自分が暮らしたい身近な生活環境と、地球規模での環境のあり方を同時に考えてつくる社会であるならば、いかに商業施設は次世代に繋ぐ調和のとれたスペースクリエーションであるかの真価が問われる。
(商い創造研究所・松本大地)

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