情報発信コラム:スペースクリエーション アイ

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第1回 スペースクリエーション アイ
EUROSHOP2011&ドイツ小売業レポート

2011年8月
タテヤマアドバンス  クリエイティブセンター  干場 晃

■EUROSHOP2011は3年に一度、ドイツデュッセルドルフのメッセで開催される世界の店舗関連商品と情報が集う見本市。デザイン性の高い什器から店舗設計事務所まで揃うショップデザインの祭典として、JAPAN SHOPの約5倍の業界関係者があつまる。今年3月、初陣ながらタテヤマアドバンスと上海立山商業設備有限公司との共同出展で挑み、世界の小売り関係者にQuality of Japan とMade in Chinaの合わせ技を存分に披露した。

■さて、ドイツの小売環境について驚いたのは、総人口約8200万人で一人当たりのGDPは日本と同等の国ながら、日曜日は安息日というキリストの教えと法律の規定で小売業の日曜日定休が義務付けられている。営業しているのは市場やキオスク程度。日本だと週末のショッピングは定番であるが、ドイツではウインドーショッピングを楽しみ、ラインの川辺で週末を過ごす人もたくさんいるという。

■ドイツの生活を感じるためスーパーマーケットに目を向けてみると、日本のSMによく似ているが、精肉コーナーの力の入れ具合には目を見張るものがある。商品梱包を開梱した商品を大量にそのまま販売するBOXストア業態が多くみられた。それも、小売業の世界ランクに乗っているALDIやLIDELもしかりである。より活気の溢れる市場でも、鮮やかな色彩と共にロスは大丈夫だろうか?と考え込むほどボリューム陳列されていた。
 ドイツ人になった気持ちになってのディナー体験。マッチョなウエイターさんが持ってきた名物料理には、無骨にナイフとフォークが刺さったソーセージが盛られ、ドイツ流儀に感動。さすがのビール大国なのか、デュッセルドルフのハウスビールは飲み干したら勝手におかわりを注がれるわんこそば形式に驚いたが、日本人にはやさしい人が多かったドイツにダンケ(ありがとう) 。

当社の出展ブース
会場イメージ
ショーウインドー
スーパーマーケット
ボックスストア
市場
名物料理

ヨーロッパの多くの街の真ん中に旧市街が残り、その中心は人と人が交わる広場がある。教会、役所、博物館、美術館、大学、病院、カフェ、映画館そして百貨店や市場などがうまく絡み合う。デュッセルドルフはその街路の魅力に溢れた街であり、お店のショーウインドーは昼も夜も人々の心を躍らせる。やはり商業空間とは、“夢を創ることが大切である”と、街は示唆をしてくれる。スペースクリエーターとしての心や技の探求を、「スペースクリエーション アイ」は続けていくコラムでありたい。
(商い創造研究所・松本大地)

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